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「保育園落ちた日本死ね!」待機児童問題とネットの声とつるの剛士

保育園落ちた・・・

先日、ユーキャン新語・流行語大賞が発表されました。

見事、年間大賞に選ばれた「神ってる」をはじめ、トップテンには、「聖地巡礼」、「ゲス不倫」、「マイナス金利」など、今年よく耳にする言葉が受賞されてましたね。

 

その中でもひと際目立っていた言葉に、「保育園落ちた日本死ね」がありました。これが今twitterで話題になっていて、意見が飛び交い合っています。要するに、この言葉が汚い表現なのではないかと疑問視される声と、日本の保育園事情を理解した上で賛同される声の2つがあったんです。

子供産んだはいいけど希望通りに保育園に預けるのほぼ無理だからwって言ってて子供産むやつなんかいねーよ。 不倫してもいいし賄賂受け取るのもどうでもいいから保育園増やせよ。 オリンピックで何百億円無駄に使ってんだよ。

                       はてな匿名ダイアリーより引用

このブログの題名が「保育園落ちた日本死ね」で、ブログ中には痛烈な言葉が書き連ねられています。

 

現在日本では、少子高齢化が進んでいるのもあって、子育てする人が増えていくことは、それだけでも貴重な財産になります。そのこともあり、日本政府は子育て支援に力を入れていくと明言しましたが、このブログを見る限り支援がいきわたっていないのではないかと疑問に思います。

 

なぜこのような状況になってしまったのか。それには、待機児童問題が挙げられます。

 

待機児童問題って?

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認可保育所に入所申請をしても、希望する保育所の定員超過などの理由により入所できない子供がいるという社会問題。 入所できない理由は、定員超過、施設の場所や託児できる時間帯が希望とあわないことなどである。

                            コトバンクより引用

 

子育てをするうえで必ずしも必要になってくるのはお金です。そのためもあり、年々共働きをする世帯が増えており、それと同時に子供を預ける教育機関のニーズが増えています。

 

そこで問題になるのが教育機関所の数です。近くに預けたい保育所があるのに、自分の考えている条件が合わなかったり、子供を預けられる人数が定員以上だと、断られてしまうんですね。 そうなってしまうと、保育所の数が充実していない現在では、手も足も出ない状況になってしまいます。 

 

これは政府が進めている子育て支援情報です。参考にしてください。

 

ネットの声

 

つるの剛士さんのツイートに様々な意見が交差しました。

言葉の難しさ

みなさんはすべてを含めたうえで、「保育園落ちた日本死ね」の流行語にどう感じますか?僕自身改めて、言葉の難しさを実感しました。

 

ブログやTwitterといったコンテンツは、自分の思っていることを世の中に発信するには最適なツールですよね。そしてほとんどの人が、自分の知らない人たちに、商品をレビューしたり、問題を提起して、心を動かす言葉(文章)を書かなくてはなりません。

 

そこで重要になってくるのは、「なにも知らない」と言う認識が大切だと思います。顔が見えない相手に対して言葉(文字)で商品を紹介するとき、「アナタはここまで知ってる」と予想して書くのと、「アナタはなにも知らないだろうから、基本的なことから書いていこう」では、明らかに変わりますよね。僕自身は、後者の方が書かれた文書の商品を買うと思います。(どちらかを買えと言われたら。)

 

そしてこの事は、今回の「保育園落ちた日本死ね」でも同じことが言えます。この方のブログを読まれた人や、待機児童問題を認識している方は「保育園落ちた日本死ね」の言葉を見れば、すぐに理解し受け入れることができるかもしれません。

 

しかし、言葉を扱うえで大切なのは「何も知らない」です。ましてや、流行語大賞にノミネートされる言葉は不特定多数の人が見るので、ニュースを普段から見ない人や、興味を持ってない人からすれば、「保育園落ちた日本死ね」は汚い言葉と認識する人がいてもおかしくありません。

 

兎にも角にも、ここまで読んでいただければわかると思いますが、僕個人としては、「待機児童問題」、頭の片隅でいいので置いといてください。

 

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