メメント{あらすじ・評価} その男、体に何を刻む・・・
サスペンス映画
2000年 アメリカのサスペンス映画
サスペンス映画をご紹介。
初めに言っておきたいのが、ホラーとサスペンスは表裏一体であること。
意外にサスペンスの意味を勘違いしている人が多いので、
サスペンス=文学・映画なので物語中の危機が読者・観客をハラハラさせる、もしくは不安感を感じること。
ホラーに怖さが存在するのは、そこにサスペンスが潜んでいるから。サスペンスに心が騒ぐのは、そこにホラーが存在してるから。 by僕
「ー記憶を10分しか持てない男ー彼を待ち受けている真実とはー」
これを教えちゃうのは好きじゃないんですが、どんでん返し映画です。
物語自体は巧妙に作られていて、おそらく1度だけ見ても完全には理解できないですが、よく目を凝らして追っていくと、驚きの真実が待っています。
では、いつも通りネタバレなしで紹介します。
あらすじ
ある日、レナードの妻が、自宅に入った何者かの手によって、強姦され殺害されてしまう。レナードはその場にいた犯人の1人を銃で撃ち殺すが、犯人の仲間によって突き飛ばされ、頭を強打し記憶障害を持ってしまった。
レナードは復讐のため犯人を捜そうとするが、10分しか記憶を保てない。そのため、常にその場で撮ったポラロイド写真にメモをいれ、重要なことは体に刺青をいれて残すことに。確かな部分的記憶をたどり、犯人の男を見つけるレナード。しかし、そこには彼には想像できない驚きの真実があった。
主人公のレナードが、メモと体に刻まれた文字を頼りに、犯人を探してく?物語です。たったの10分しか記憶を保てない設定を上手に使って、見てるあなたを騙していきます。
注目ポイント
人間関係
ここまで読んでいただけた方はご存知の通り、レナードは10分しか記憶を保てません。問題なのは、そんな男にちゃんとした人間関係を作れるのか?と言うことです。
あまりに短い記憶の男、利用しようと思えば、いくらだって利用できますよね?
サミュエル
登場人物の1人で、レナードと同じ記憶障害を患っている。(ただし彼の場合は2分間のみ記憶を維持できる。)重要なのは、レナードがこの人物を半面教師として認識していること。本当に彼のことを教訓に生活できているのか、注目して見ていただきたいです。
時系列
いつどこでなにが起きているのかをしっかり確認して見ていないと、いつのまにか物語に置いて行かれます。「妻の強姦事件がいつおき?自分は一体なんのために戦っているのか?どこで自分のやるべきこ・・・・・・」レナードと同じように、メモをとりながら見ても面白いかもしれません。
評価
yahoo映画!:3.8/5
僕評価 :4.0/5
非常に巧みな構成の映画なので、理解するのには苦しいが、脚本自体は素晴らしい。
謎が解けたときの頭と心の解放感は気持ちがいいです。ある意味、個性的な登場人物が多いので、1人1人の特徴を捉えながら鑑賞すれば、さらに楽しむことができます。
肝心なのは、「スマホいじりながら見ない、そこ。上映中だよ。」
これに尽きる。絶対映画集中。
この映画に限ったことではございませんが、いつか解説かけたらいいなと思っています。どのぐらい映画の記事溜まったらにするかな~。
言い忘れてましたが、あらすじと注目ポイントにかなりヒントを隠してます。それに気づくと、メメントの謎が解けるかも。